足の反射療法
いわゆる足つぼマッサージですが、足のマッサージではなく足から全身や内臓への効果を狙った本物の足の反射療法です。
ー施術によって起こりうる変化ー
1.とてもリラックスした感じになります。
2.眠りが深く、落ち着いたものになり、肉体的・精神的に活力が湧いてきます。
3.顔のむくみが取れ、肌の「はり」が良くなり、健康的になります。
4.腎臓からの排尿が活発化し、尿量が増えたり、尿の色が濃くなります。
5.大便の量や回数が増えたり、おならが良く出ます。
主な変化を挙げましたが、
反応はとても個人的なもので、おなじ人が同じ施術を受けても異なった反応を示します。
足の反射療法(足つぼ)はほとんどの症状に安全かつ有効な手技です。
なかでも、便秘、生理痛、生理不順、腰痛、頭痛、眼精疲労(目の疲れ)などにはとっても効果的です。
その他に血圧のお悩みや糖尿病、甲状腺機能異常などでもお役に立ってきました。
ー足つぼの痛さについてー
足つぼを受けるあなたが耐えられる範囲内の痛みであるべきです。
それ以上の痛み(テレビで観るような罰ゲーム激痛)は組織を傷つけることがよくあります。
そのためにも圧の力加減は常に調整されます。
その痛みが反射区に関連した痛み(指を離せば痛みが消えるもの)なのか、それとも、単に力任せに組織を痛めつけている痛み(指を離しても痛み続ける)かの違いが明らかでなければ足つぼ反射療法の効果を測定していくことができません。
通常、ツボ(反射区)に関連した痛みは指を離せばなくなるし、身体の回復具合や日によって変化していくものです。
痛みの程度が治癒効果を決定するものではありません。
つまり、痛い方が効く、痛くないと効かないとは言えません。
アルントシュルツの刺激法則というのが(ウィキペディアにも)ありまして
『弱い刺激をすると生活機能を鼓舞し、中程度の刺激で神経機能を興奮させ、強い刺激は神経機能を抑制し、最強度の刺激で静止する』という法則です。
要は急性腰痛(ギックリ腰)などは最強度で刺激することで痛み止めをしますが、たとえば胃の不調で胃酸の出が悪いなど胃の機能を活性化させたい場合が強い刺激は向かないということです。
このことからも、目的に沿って刺激の仕方は加減されるべきだと考えます。
多くの場合、弱いか中程度(快適な痛み)の刺激が適していると思います。
手の反射療法も場合によって有効です。
しかしながら、足への治療がより効果的であることは明白です。
◆考えられる理由のひとつが私たちが立って歩いて生活しているからです。(二足歩行)
腰が痛い、食べ過ぎた、飲み過ぎた、肩がこる、仕事をする、多くのシチュエーションで身体に歪みが発生しています。
手や腕はやじろべえのようにバランスを取り、足はその歪みを常に支えています。
つまり
身体の歪み⇔足の支えはいつもセットなのです。
そこで、手より足の反射療法が全身に効果を大きく発揮します。
足の支えを改善してやれば、身体の歪みを改善するのですから。
◆反射経路が長いという理由もあります。
専門的ですが、
手や足への刺激反射は上脊髄反射(じょうせきずいはんしゃ)です。
背骨の中を脳に向かって通り、脳から全身に刺激が降りるという意味です。
手の場合、手→頸椎(上部胸椎)→脳→全身というところ、
足の場合、足→骨盤・腰椎→胸椎→頸椎→脳→全身と長い距離を通っていきます。
その道中の神経を正常ならしめる点も足への治療がより効果的な理由として挙げられます。