33週から逆子整体を受けたけれど…回転しなかった妊婦さんの記録
〜治らなかったからこそ伝えたいこと〜
「逆子整体って本当に効果あるの?」
「戻らなかった場合って、どうなるの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、今回は逆子が戻らなかった妊婦さんのケースをご紹介します。
実際にご来院くださった方の状態や変化、そして今お伝えしたいことを、誠実に書かせていただきます。
🔎来院時の状況
・妊娠33週・第一子
・30歳の会社員の方
「このままだと帝王切開になるかも」
「そうしたらその後も帝王切開が確定してしまう」と思われ、なんとか自然分娩の可能性を残したくて来院されました。
もともと鍼灸院にも通っておられ、「冷えている」と言われたそうで、ご本人なりに温活や服装などの工夫をされていました。
ただ、本人の感覚では「そこまで冷えてる感じはしない」とのこと。
私も「冷えてるなぁ~」と感じることはありませんでした。
実際、寒い時期にも関わらず、少し動くと汗をかくような体質でした。
🔧施術の内容と身体の状態
この方には、初回から約2週間で5回の整体施術を行いました。
以下のような身体の特徴がありました。
妊娠前はランニングが趣味だったこともあり、筋肉の質はしっかりしている一方で、やや張りが強い傾向
特にふくらはぎ周りはむくみやすく、やや硬さが目立ちました。
全体的に関節や筋肉の緊張が強く、リラックスしにくい体質。
逆子の定番パターンとは違い、「左側屈+左回旋」という珍しい歪みがみられました。
当院では、身体均整法をベースに、その方の姿勢や体質に合わせてアプローチを行っていきました。
💡施術後の変化と気づき
施術後は、背中や骨盤の柔軟性が少しずつ出てきて、呼吸も深くなってきていました。
お腹の張り方や姿勢も変化が見られました。
しかし、結果として逆子の回転は確認できませんでした。
🧘♀️「戻らなかった」ことに意味がないわけじゃない
今回、赤ちゃんが自然に回転することはありませんでした。
ただ、それは「整体が意味なかった」ということでは決してありません。
妊婦さんの体はとても繊細で、子宮のスペースや赤ちゃんの位置、臍帯の絡まりなど、見えない部分もたくさんあります。
また、出産への不安が強い時期に、自分の体に向き合う時間を持つこと、整えていくことは、
どんな結果であっても出産の準備としてとても大切な過程だと感じています。
実際に、施術を通して体の緊張がやわらぎ、少しずつ気持ちも落ち着いてこられ、
帝王切開を受け入れる頃には、きちんと心の準備もできた!と言っていただくことも少なくありません。
🕊️最後に:これから逆子と向き合う方へ
整体は魔法ではありません。
でも、「自分と赤ちゃんにできることをしてみたい」その想いに寄り添うのが、私の役割だと思っています。
戻る・戻らないという結果だけではなく、
「その過程でどれだけ前向きになれるか」も、私は大事にしています。
もしあなたが今、不安な気持ちで逆子と向き合っているのなら、
「こういうケースもあるんだ」と知ってもらえたら嬉しいです。
📍当院の逆子整体についてはこちら
【このブログの関連キーワード】
逆子整体、妊娠33週、戻らなかった逆子、整体症例、妊婦ケア、自然分娩希望、帝王切開回避、鍼灸との併用